2013年F1第17戦アブダビGPは2日(現地時間)、ヤス島にあるヤス・マリーナ・サーキットで公式予選が行われ、レッドブルのマーク・ウエーバーが今季2回目、通算13回目のポールポジションを獲得した。
トワイライトレースのアブダビGPは予選も決勝のスタート時刻と同じ17時(現地時間)から行われた。ノックアウト方式のセッションでは、セカンドラウンドのQ2でランキング2位のフェルナンド・アロンソとマクラーレンのジェンソン・バトンが敗退。週末を通して苦戦が続いているフェラーリは、フェリペ・マッサが10番手でQ3に進んだものの、混戦のコンストラクターズ争いで厳しい戦いを強いられることになった。
Q3には、レッドブル、メルセデス、ロータスの各2台とフェラーリのマッサ、マクラーレンのセルジオ・ペレス、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグ、トロロッソのダニエル・リカルドという10台が進出した。
ポールポジションを決するQ3では、ファーストアタックで王者ベッテルが1分40秒075というライバルを圧倒するタイムをいきなりマーク。2番手につけたメルセデスのニコ・ロズベルグとはコンマ4秒以上もの大差となり、今季8度目のポールに早くも手をかけた。
しかし、2度目のラストアタックでチームメイトのマーク・ウエーバーがセクター1、2のベストを奪うと、コントロールラインを駆け抜けたウエーバーのタイムは1分39秒957を表示。逆転されたベッテルは直後に再逆転の望みをかけたが、「もう少しがんばれたかもしれない」と予選後振り返った彼のタイムは塗り替えられることなく、まさかの2番手に終わった。
最初のアタックでレッドブルの後ろにつけていたメルセデス勢もタイム更新ならず。ただ、ハミルトンはチームメイトを上回るペースで走っていたものの、セクター3の連続コーナーでバランスを乱し、コースオフして最後のアタックを終えることになった。
5番手は、レースペースに自信を持つロータスのライコネンがつけ、ザウバーのヒュルケンベルグとともに3列目を確保。ロメイン・グロージャンが7番手、フェラーリのマッサは8番手となった。