マーク・ウエーバーがスペインGPで優勝した際に、ファンへ向かって投げ入れたヘルメットを地元バルセロナの学生が手にしていたことがわかった。
バルセロナで今シーズン初優勝を決めたウエーバーはレース終了後に自身のヘルメットをスタンドのファンに向かって投げ入れたが、そのヘルメットは地元で学生をしている17歳のオリオール・パスカル君が手にしていたことが後に分かった。
3回目のグランプリ観戦で思いがけない幸運に遭遇したパスカル君だが、実際にはちょっとした奪い合いがあって苦労の末に手にすることができたと当時を振り返っている。
「床でヘルメットを手にしていたら、キャッチできなかった男の人が僕からそれを奪い取ろうとしたんだ。だけど僕の父が彼を制止して、周りの人たちもヘルメットが僕のものだと叫んでくれたんだ」とパスカル君は語っている。
レッドブルのファンというパスカル君はスペインのテレビ局「TV3」によって探し出されたが、彼にはウエーバーが直接サインを入れたヘルメットが手渡されている。
