ハイミ・アルグエルスアリが、マーク・ウエーバーがレッドブルに残留するというニュースを聞いて失望したと語り、もし自分がウエーバーのようにチームメイトから常にコンマ5秒遅かったら引退すると示唆した。
ウエーバーが35歳の誕生日を迎えた8月27日、レッドブルは彼との2012年の契約を正式に発表した。
レッドブルの姉妹チームであるトロロッソで走るアルグエルスアリとセバスチャン・ブエミは、チャンピオンチームであるレッドブルへの昇格を希望している。しかし来季も現在のセバスチャン・ベッテルとウエーバーのラインナップが継続することが決定、さらにレッドブル傘下の若手ダニエル・リカルドが来季トロロッソに加入する可能性があるため、アルグエルスアリとブエミはトロロッソのひとつのシートをかけて戦わなければならない状況になるかもしれない。
スペインのCadena SERの報道としてF1SAが伝えたところによると、レッドブルがウエーバーの残留を決めたことにがっかりしているかと聞かれたアルグエルスアリは「もちろんだ」と答えている。
「僕は勝てるチームに行きたい。トロロッソにはとても満足しているし、19歳の時にこのチームでF1にデビューできたことは嬉しかった。でも僕は勝ちたいんだ」
さらに彼はウエーバーのことを指し「僕がもしチームメイトより常にコンマ5秒遅かったら、辞めるけどね」とも述べた。
彼はモンツァで優勝したベッテルについても辛らつな発言をしている。
「彼は全レースでポールを獲り、優勝する力があるマシンに乗っているからね」
ウエーバーは、昨年は最終戦までタイトルを争ったものの今季はまだ1勝も挙げていない。