F1の商業権所有者であるバーニー・エクレストンは、2011年F1開幕戦の開催地バーレーンにおいて反政府デモが激化している状況に懸念を示し、開催が可能かどうか事態を見守っていくと述べた。
15日には抗議グループのリーダーが、主張を世界中に広めるためにF1を標的にする可能性があると示唆した。バーレーンでの開幕戦と合同テストへの影響が心配される中、エクレストンは、バーレーンは今は危険な状況であるが、皇太子と連絡をとり、事態を見守っていくと述べた。
「危険なのは明らかだろう」とエクレストンはThe Daily Telegraphに対してコメントした。
「もし彼らが騒ぎを起こし、主張を世界に訴えたいのであれば、簡単に血が流れるような事態になるだろう」
「バーレーンのスタートグリッドで何か問題を起こせば、世界中に放映されるからね」
状況が悪化した場合、バーレーンGP中止もありえるかと聞かれ、エクレストンは次のように答えた。
「分からない。事態を正確に明らかにするのは難しい」
「皇太子と話をする予定だ。状況をしっかり見ていく。彼らの今後の対処に期待しよう」