F1商業面のボス、バーニー・エクレストンは、2014年のセバスチャン・ベッテルとフェルナンド・アロンソには失望したと語った。

 F1に新パワーユニットが導入された今年、ベッテルは信頼性と性能、両方の面でメルセデスより劣るルノーに苦労するとともに、今年のマシンのポテンシャルを最大限に引き出せず、若きチームメイトのダニエル・リカルドほどの速さを見せることができなかった。

 長年ベッテルのファンであることを公言しているエクレストンだが、ベッテルは苦しいシーズンにもっとうまく立ち向かうことができたはずだと示唆した。

 2014年のF1公式イヤーブックにエクレストンの次のような発言が掲載されている。

「私はセバスチャンの大ファンだが、彼の態度には少しがっかりしている。態度が変わったと思う」とエクレストン。

「彼の態度はまるで敗北者だった。本当はそうではない。それは本来の彼の精神構造ではないのだ」
「彼は競争心が強い人間だ。バックギャモンをやると絶対に勝とうとする。あいにく私とした時には彼が負けたが」

 エクレストンは、フェラーリのアロンソの姿勢もシーズン後半はよくなかったとの考えを示した。

 今年のフェラーリには戦闘力がなく、コンストラクターズランキング4位に終わった。アロンソは中国GPで3位、ハンガリーで2位と2回の表彰台を獲得したものの、シーズン後半にはトラブルにしばしば見舞われ、日本GP以降はトップ5に入れなかった。

「フェラーリはかなり期待外れだった。どこかで方向を見失った」とエクレストン。
「フェルナンドはシーズン途中から少しセバスチャンのようになってしまった。だから彼にも少しがっかりしている」

 ベッテルはランキング5位、アロンソは6位で2014年シーズンを終え、ふたりともチーム移籍を決めている。ベッテルのフェラーリ入りはすでに発表され、フェラーリを離脱したアロンソに関しては、マクラーレンと契約を結んだといわれているがまだ正式発表は行われていない。

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