バーニー・エクレストンは、ミハエル・シューマッハーのF1復帰を歓迎、シューマッハーなら今のフェラーリのマシンでも勝てるだろうと確信し、今年のみならず来季以降もF1に残ってほしいと願っている。

 ハンガリーGPで負傷したフェリペ・マッサの代役として、ヨーロッパGPにシューマッハーが出場することが決定した。エクレストンは、このニュースを聞いた時、驚いたと言う。
「(シューマッハーのマネージャー)ウィリー・ウエーバー同様に私も驚いた」とエクレストンは記者会見で語った。
「彼もシューマッハーの復帰を知らなかった。説得したのは(フェラーリ会長)ルカ・ディ・モンテゼモロだと思う」

 ハンガリーGPでルノーチームがペナルティを受けたため、控訴によってそれが撤回されなければ地元ヒーロー、フェルナンド・アロンソはヨーロッパGPには出場できない。それだけにシューマッハーの出場をエクレストンは喜んでいる。シューマッハーは自分の後を継いでチームに加入したキミ・ライコネンと初めて同じマシンで戦うことになり、若手ルイス・ハミルトンやセバスチャン・ベッテルとも初めてレースで競う機会となる。
「彼はあまりにも勝ちすぎており、退屈だと言われていたが、それでも常に非常に人気があった。彼は退屈などではなかったし、彼のせいでつまらなくなることはないだろう」とエクレストン。
「自分がコンペティティブだと思わなければ、彼は復帰を決めたりはしなかっただろう。ミハエルはコンペティティブな男だ。(他のドライバーに)ひとつやふたつドライビングレッスンを行うことになるだろうね」

 エクレストンは、シューマッハーに来季もF1に残ってほしいと考えている。
「彼には何シーズンも走り続けてほしい。来年どうなるのか見てみよう。彼は大きな決断をするかもしれないよ。彼はまた勝利を挙げるはずだ。そのことを疑問に思っている人々がなぜいるのが私には分からない。確かにマシンには競争力がない。だからこそ、そのマシンで他の誰が勝てるというのだ。誰かが勝てるとすれば、それはミハエルだ。彼はトップの地位にいながら去った。だからこそ、今回の復帰となったのだ」

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