F1商業権所有者のバーニー・エクレストンは、ロータス、ヴァージン、HRTの新興チームはF1にとって必要がない存在であり、一部は排除すべきだと批判した。
FIAはF1のエントリー枠を拡大、今季は3チームが新たに参戦した。しかし彼らは既存チームとの差に苦しんでおり、新興チームトップのロータスでも、最も近いライバルから1.5秒、トップ勢からは3.5秒ほど遅れをとっており、ヴァージンとHRTはそれよりさらに上位とのタイム差が大きい。
ロータスは来季、レッドブルのギヤボックスおよびハイドロリックシステムを使用し、エンジンはルノーにスイッチする見込みだ。これを受けてエクレストンはロータスはF1活動を続ける価値があるとしているものの、ヴァージンに関してはサー・リチャード・ブランソンはもっと資金を投入するべきだと批判し、HRTについては何のコメントもしなかった。
「彼らは我々にとって何の意味も持たない」と最近80歳になったばかりのエクレストンはフィナンシャル・タイムズに対してコメントしている。
「彼らはやっかいな存在であり、我々はいくつかこういった無能な存在を取り除く必要がある。リチャードは(ヴァージンに)金をつぎ込むべきじゃないか? 彼なら(レッドブルのボス、ディートリッヒ・マテシッツと)同じことをして、金をつぎ込むことができるはずだ」