バーニー・エクレストンがジニー・キャピタルと組み、ゼネラルモーターズからスウェーデンの自動車メーカー、サーブを買収するのではないかと言われている。ジニー・キャピタルはルクセンブルグを拠点として新技術、ブランドマネージメント、モータースポーツを手がける投資企業。
「現オーナーに軽視されているようだが、非常に良いブランドだ」とブルームバーグの公式サイトにエクレストンはコメントしている。「我々はまだ購入をしたわけではないが、どうなるか、様子を見ていこう」。
GMはサーブの売却を1年近く進めているが、まだ買い手がついていない。エクレストンとジニー連合の他に、オランダのスポーツカーメーカー、スパイカーとスウェーデンの協同事業体も買収を検討中だという。
「サーブには大いなる可能性を秘めていて、我々はできるだけ早く取引を行いたい」とスパイカーのチーフエグゼクティブのビクター・ミューラーは、修正入札を行った後、発言をしている。
サーブはスウェーデンに3400人の従業員を抱え、2001年以来赤字となっている。昨年の夏にはスポーツカーメーカーのケーニグセグが買収することで話が進んでいたが、11月に買収を断念している。
GMは買い手が現れない場合はサーブブランドは消滅するとしている。