全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦鈴鹿のレース1、レース2予選で上位に入ったドライバーが、予選について語った。レース2でポールを獲得、初タイトルに挑むジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(Mobil1 IMPUL)は「自分自身にプレッシャーをかけないようにして、それぞれのレースでベストを尽くすだけ」とコメントしている。
Race1 ポールポジション
ロイック・デュバル(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「今シーズンのチャンピオンシップを獲得する可能性が残っている状況で、ポールポジションを獲らなければならなかったので、このようにレース1のポールポジションを獲れて良かったと思っています。トップ3のタイムはとても僅差だったので、その中で獲れたというのも良かったです。レース1はピットストップのない短いレースなので、ぜひ優勝したいですね。Q2ではトラフィックに引っかかってしまったりして、タイムは出せず、Q3でも自分の望んでいたタイムは出せませんでした。今シーズンは序盤はあまり良くなかったのですが、途中からリカバーできて、ポールポジションも3回獲ることができました。僕はチャンピオンシップを既に1回獲得しているので、もちろんチャンピオンシップを獲れるに越したことはないけれど、プレッシャーはそれほどでもないですね」
Race1 2番手 / Race2 ポールポジション
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobil1 TEAM IMPUL)
「朝の段階ではリヤのグリップに不安があったのですが、予選に向けて調整した結果、クルマの調子が良くなって、ニュータイヤでアタックしていれば、レース1でもポールが獲れたのではないかと思います。今日の予選はすごく大事だったと思います。自分にプレッシャーをかけると失敗してしまうこともあるので、リラックスした状態で予選に臨みたいと考えていましたが、その結果、こうして結果が出せました。特にQ3は良かったですね。レースがどうなるかはわからないところもありますが、フロントローからスタートできるというのはいいことだと思います。チャンピオンシップについては、自分自身にプレッシャーをかけないようにして、それぞれのレースでベストを尽くすだけです」
Race1 3番手
アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
「今日の予選では3位と5位という結果に終わったので、Q1はまあまあでしたが、そんなに満足しているわけではありません。予選では今シーズン初めて、5速から6速にギヤが入らないというトラブルに見舞われてしまい、そこでタイムをロスしてしまいました。レース1は3位からのスタート、レース2は5位からのスタートになりますが、スーパーGTでは5位から優勝していることもあるので、このレースでもそうできればいいと思っています。ひとつひとつのレースを一生懸命、大切に戦って、最後に結果が出せたらいいんじゃないかと思います」
Race2 2番手
小暮卓史(NAKAJIMA RACING)
「予選では前の方に出たかったのですが、それもできなかったですし、今は、呆然としている感じですね。まず、Q1ではクルマのバランスがしっくり来なくて、フロントが入っていかなかったですね。チームがアジャストしてくれて、Q2では良かったのですが、Q3では自分自身が少し行き過ぎてしまって、特にデグナーのふたつ目でオーバースピードで飛び込んでしまい、タイムロスをしてしまいました。ちゃんとまとめられていたら、Q3ではトップを獲れていたと思うので、悔しいです。レース1ではオリベイラ選手とロッテラー選手の前でゴールしたいですね。レース2でもなんとかトップでゴールしたいです。2007年に逃してから、フォーミュラ・ニッポンのチャンピオンというのはのどから手が出るほど欲しいものです。僕はチャンピオンになるつもりで鈴鹿に来ていますし、両方のレースで勝って決めたいです」
Race2 3番手
山本尚貴(NAKAJIMA RACING)
「この結果を手放しには喜べないですが、この記者会見に来ることができたことはとてもうれしいです。チームの皆さんの力でここに来ることができたと思っていますし、チームにはとても感謝しています。朝のフリー走行からクルマのバランスが良くて、その流れで予選に臨んだのですが、Q1では少し失敗してしまい、クルマのセットももう少しという部分がありました。Q2でもその状況は続いていたのですが、Q3では変えたセッティングがすごく良くて、自分としてもミスなくアタックすることができました。今回は予選でトップ3に入るという目標を立てていたので、それをクリアできたのは良かったと思います。今年1年、勉強させてもらったことが立証できたということで、とても収穫のあった予選になったと思います。このところ、スタートが決まっているので、5番手と3番手のグリッドからスタートを決めて、最後には表彰台に上りたいですね」
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