オーストラリアGPの開催地変更案をメルボルンの議会が却下、同グランプリが開催される限りは今後もアルバートパークで行われる見込みとなった。
オーストラリアGPを開催するアルバートパーク・サーキットが位置するメルボルンでは、開催費用の高騰のため、現在の契約が2015年で切れた後は契約を更新するべきではないとの意見が、市長や議員から出ている。
グランプリチェアマンのロン・ウォーカーは、コストの状況によっては開催地をアバロンに移すことを検討することを提案していた。しかし16日、メルボルンで議会の予算審議が行われ、大規模イベント担当大臣であるルイーズ・アッシャーが、アバロンでグランプリを開催するには2億ポンドのコストがかかると予想されるため、アバロンへの開催地変更案は却下されたと述べた。
「グランプリはアルバートパークに残ります」とアッシャーは地元メディアに対して述べた。
「メルボルンのブランド確立が成功した理由のひとつは、グランプリがアルバートパークで開催されたからなのです」
オーストラリアGP開催費用に多額の税金が使われていることは今も問題視されており、アッシャーは、契約更新の交渉をバーニー・エクレストンと行う際には妥協せずに有利な契約に持って行きたいと述べている。