NASCARで活躍し、今季はIZODインディカー・シリーズのアラバマ戦とインディ500にもスポット参戦するAJ.アルメンディンガーは、テキサスでのオーバルテスト後に、まだオーバルでのレースに適応するには多くの仕事が残っていると語っている。
昨年から2006年以来となるシングルシーター復帰を検討していたアルメンディンガー。今季もNASCARに参戦する一方で、バーバー・モータースポーツパークで開催される第2戦とインディ500の2レースにチーム・ペンスキーからスポット参戦することが決まった。
チャンプカーに参戦していたアルメンディンガーは、オーバルでのレース経験もあるものの、ダラーラDW12でのオーバル走行は経験がなく、インディ500に参戦するルーキーたちと一緒に先週テキサス・スパースピードウェイで行われた事前テストに参加していた。
シングルシーターでのオーバル走行を久々に経験したアルメンディンガーは、まだ復帰プログラムの始まりだと語る。
「今の僕にとってはテストはちょうどいいよ。適応することができるからね。どのように走行したらいいのか確かめるのは、まるで水から出た魚のような感じさ。皆、チャンプカーでレースをしていた時にオーバルをたくさん経験したと思っている。でも、実際はミルウォーキーだけなんだよ。だからとっても新鮮なことだ」
「ストックカーでテキサスを走行するのとは、非常に異なる。わずかなトラックの知識しかないし、トラックの大きさでも性格が異なってくる。それを知るのはいいことだが、インディカーの速い走行速度に適応するためには、まだたくさんの仕事が残っているね」とアルメンディンガー。
アルメンディンガーと共にテキサスでのテストに参加したルーキードライバーのトリスタン・ボティエも、速さに馴れることが必要だと語る。
「すべての出来事が速いんだ。初めてのクルマで初めてのトラックだったら、君の脳も同じように感じると思うよ」
「コーナーではGを感じるし、風によって少しトリッキーに変化する。クルマも1周ごとに異なった反応をするよ。温かくなる6月のレースでは、もっと変化するだろうね」