今週末のベルギーGPでは、オー・ルージュでのDRSの使用が禁止されることになった。安全面の理由から、FIAが決定した。
数週間検討を行った後、22日、FIAはオー・ルージュでDRSを使用することを禁止することを決めた。
予選アタック中にこの180mphのコーナーでDRSを使用するのは危険であると、数人のドライバーが懸念を表していた。
また、一部ドライバーが、コーナー入り口でDRSを使うかどうか迷うことが時々あると述べており、そういう状況がオー・ルージュで起こると危険であると判断されたことも、今回の決定につながったという。
ドライバーがブレーキを踏んだ場合にDRSウイングを閉じる安全システムがマシンには備えられているものの、オー・ルージュでは高速のため、それが機能しないことになる。
ドライバーの懸念を聞き、安全性のリスクを分析した後、FIAは月曜午後にチームに対し、プラクティスと予選の両方でオー・ルージュでのDRS使用を禁止する旨を通知した。
決勝に関して定められるDRSゾーンは、オー・ルージュの後のストレートに設けられることとなっている。