IZODインディカー・シリーズ第15戦インディジャパン・ザ・ファイナルで、黄旗追い越しのペナルティを受けたエリオ・カストロネベス(ペンスキー)が、その後このペナルティの裁定を批判したとして、執行猶予つきの罰金3万ドル(約230万円)の処分を受けた。
もてぎ戦でカストロネベスは、イエローフラッグ下で追い越しを行ったとしてペナルティを受けていたが、レース後、インディカー・シリーズのチーフ・スチュワードであるブライアン・バーンハートを批判した。
「バーンハートはシリーズのために多くのことを成し遂げてきたことは認めるよ。だが、この件に関しては認められない。レースディレクターは矛盾した決断をしてきたし、同じ状況で異なるペナルティを科してきた。受け入れることはできないよ」とカストロネベスはメトロ紙のコラムで述べた。
さらにカストロネベスは、以前にも自身のTwitterで、バーンハートを“ピエロ”と呼び批判していた。
火曜日、インディカー・シリーズは、カストロネベスに対し「彼がTwitterを使いレースディレクターに対し、不適当かつ不敬な言動を行ったとして、ペナルティを与えることになった」と発表した。
さらにインディカー・シリーズは、「彼が公共の場に向けて行った行為により、カストロネベスはインディカー・シリーズのために公共の場で今季、ファンのために姿をみせ活動することにより、罰金を取り消すことができる」としてカストロネベスに執行猶予処分を与えた。
なお、この決定について、カストロネベスは上告することができる。