2014年のF1プレシーズンテストの開催地に、カタールのロサイル・サーキットが候補として挙がっているという。
すでにチーム間では、14年の大規模な規則変更にどのように備えるのかという話し合いが行われているが、その中で、少なくとも一度は中東の暖かいコンディションでテストを行った方が良いという声が高まっている。
その要因としては、気温の低いバルセロナのテストで今年の新タイヤが作動温度領域に入らず、マシンを正確に評価するのが難しかったことが挙げられる。
14年のプレシーズンテストの開催地がどこになるかの決定はまだなされていないが、カタールのロサイル・サーキットが候補のひとつに挙がっているという。
このロサイル・サーキットは、MotoGPの開催地として知られているほか、GP2アジアシリーズのカレンダーにも組み込まれていた。同サーキットは以前からF1テストの開催を希望し、F1テスト開催に必要なFIAのライセンス取得を目指していた。
チームはプレシーズンテストに関する次の話し合いをスペインGP前に行う予定だ。カタール以外ではアブダビのヤス・マリーナ・サーキットも候補に挙がっている。また、バーレーンGPがシリーズ第1戦に変更される案が出ており、その場合、開幕前にサクヒールで一連のテストを行うことも検討されている。
ピレリのモーターポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは、プレシーズンテストが暖かいコンディションの中で開催されるのをピレリは歓迎していると語っている。
「その件に関して我々は非常に前向きだ」とヘンベリー。
「バーレーンでは、何人かのチーム関係者やバーニー(・エクレストン)とその話をした」
「我々は以前から、できるだけ早く典型的なレースのコンディション下でテストをした方がいいと言っていた」
「そうすることで、我々がシーズン開幕に向けて何をする必要があるのかについて、チーム側もはっきり理解することができるだろうし、思いがけないことに関する会話も少なくなるはずだ」
「アブダビかバーレーン、カタールで(プレシーズンテストが)行われれば嬉しいよ」