アンドレッティ-オートスポーツは29日、トニー・カナーンと複数年で結んでいた契約を解除すると発表した。8年間アンドレッティ-オートスポーツに在籍したカナーンは移籍が決定、新たなチームを探すことになる。
IZODインディカー・シリーズに長年アンドレッティ-オートスポーツから参戦してきたカナーンは、2003年からチームに在籍。しかし、2011年に向けてチームはカナーンとの契約を解除。カナーンについては、すべての他のチームが交渉できるという。
「アンドレッティ-オートスポーツとトニーが、もうこれ以上ともにレースをしないというシーンを想像することは信じられない。しかし、契約を解除するのは事実なんだ」とチームを率いるマイケル・アンドレッティは語る。
「セブンイレブンが彼のマシンのスポンサーとならないことが通知された時、我々は非常に苦慮する状況に立たされた。我々は、トニーにアンドレッティ-オートスポーツを離脱する機会を与えようと思ったのだ。我々はトニーのドライバーとしての価値を十分理解している。我々はトニーのキャリアを妨げることはしたくなかったし、トニーとチームにとって最高のオプションが、別のチームとの契約を認めることだった」
「我々はトニーが将来、再び数多くの勝利を挙げることを願いつつ、彼がアンドレッティ-オートスポーツの歴史の重要な部分として、常にファミリーの一員だと考えている」
一方でアンドレッティ-オートスポーツは、マルコ・アンドレッティ、ダニカ・パトリックに続いて、ライアン-ハンター・レイと新たに来季の契約を結んだと発表。ハンター-レイ車のスポンサーについては後日発表されるという。