IZODインディカー・シリーズに参戦するトニー・カナーンは、チップ・ガナッシに移籍し2014年シーズンを戦うことを発表した。
2004年にシリーズチャンピオンを獲得したインディカーを代表するトップドライバーのカナーン。KVレーシング・テクノロジーから参戦する今季も、念願のインディ500を初優勝するなど、38歳となっても衰えない速さを披露している。
一方で、来季に向けてはNASCAR移籍も検討しているなど噂が絶えないカナーンだったが、今回NTTデータをスポンサーにチップ・ガナッシ・レーシングの4台目をドライブすることが発表された。
オーナーのチップ・ガナッシは、「トニー(カナーン)は、我々が好きなタイプのドライバーだよ。インディアナポリス・モータースピードウェイで行われたグランダム・シリーズで一緒に仕事をする機会を得られ、彼をいろいろと観察することができた」
「トニーと私はずっと一緒にやろうとチャレンジしていたんだよ。それがついに出来ることになった。あんな素晴らしいドライバーと仕事ができるのはチームにとっても凄い機会になると思うね」とコメント。
チップ・ガナッシへと移籍するカナーンは、「僕に勝てるようなドライバーたちが居るベストチームに居たいと願っていたんだ。それについて毎日考えるくらいね」
「ダリオ(フランキッティ)と再び仕事ができるし、(スコット)ディクソンやチャーリー(キンボール)は、いい刺激になるだろうね。過去4台体制のチームに居てとても成功を収めている。だから興奮しているよ」
「将来を楽しみにしているし、インディカーにとっても素晴らしいニュースさ。来年我々は凄いバトルをすると思うよ」と語る。
カナーンが抜けたKVレーシングのシートには、今季アンドレッティ・オートスポートに所属するジェームズ・ヒンチクリフが噂されている。