スーパーGT300クラスに参戦するHANKOOK KTRは14日、今季のスーパーGT参戦体制を明らかにした。今季もハンコックタイヤとのパートナーシップの下、影山正美/藤井誠暢のコンビがポルシェ911 GT3Rをドライブする。カラーリングはひさびさにハンコックカラーが復活することになった。
2011年シーズンは開幕戦富士で優勝、ランキング3位となったHANKOOK KTRだが、昨年の成績について鈴木恵一監督は「昨年は悔しい思いをしたので、今年は取り返す。その一言につきる」と悔しさをにじませ、今季の逆襲を誓う。
そんなHANKOOK KTRでは今季もハンコックタイヤをパートナーに、2012年仕様のポルシェ911 GT3Rを投入。ドライバー体制は不変で、影山/藤井のコンビとなる。
「FIA GT3規定が認められ、JAF-GTの性能も引き上げとなる今シーズンは、エントリー台数も増え、よりエキサイティングな展開が予想されます。チームは2006年の参戦以来、着実に力をつけてきました。ファンの皆様のためにも、今年は昨年以上の結果を残せるよう一意奮闘シーズンに臨みます。応援よろしくお願い致します」と影山は意気込みを語る。
また、今オフには結婚し、心機一転シーズンに臨む藤井は「今季もHANKOOK KTRよりスーパーGTに参戦でき嬉しく思います。継続的なパッケージで2012年シーズンを迎えるにあたり強い自信を持っています。昨年はシリーズランキング3位を獲得できましたが、今年の目標はチャンピオン獲得。ハンコックタイヤのパフォーマンスをアドバンテージに、チーム一丸となり全力を尽くします。今シーズンも力強い応援を宜しくお願い致します」と語っている。
そんなふたりがドライブすることになるポルシェ911 GT3R MY12だが、昨年はホワイトをベースにした爽やかなカラーリングとなっていたものの、今季は2010年シーズンまでお馴染みだったホワイトとブラックに、オレンジのラインが入ったハンコックカラーが復活。ただ、ブラックの部分はチームによればマットブラックになるとのことで、今までより引き締まった印象になるはずだ。
速さと経験をもつふたりのドライバーコンビは、激戦となるGT300クラスにおいて強力なコンビのひとつ。HANKOOK KTRは今年もタイトル争いに絡んでくる存在となりそうだ。
