AUTOBACS SUPER GT Round 6
SUGO GT 300km RACE
2015年 9月19日~20日
No.12 カルソニック IMPUL GT-R
ドライバー: 安田裕信/J.P.オリベイラ
今季初のノーポイントで試練の週末に
SUPER GTも早いもので第6戦を迎え、今季残るレースもあと3レースとなりました。カルソニックIMPUL GT-Rは第4戦富士、第5戦鈴鹿1000kmと2戦連続の3位表彰台に上がり、ポイント ランキングトップにつけて宮城県のスポーツランドSUGOでの今回のレースに臨みました。このレースに課せられたウェイトハンディはいよいよ最上限の100kgとなり、燃料リストリクターと搭載実ウェイトで苦しいレースが予想されましたが、ポイントランキングトップの座をキープすべく大事な後半戦のレースへ挑みました。
9/19(土)公式予選
天候:曇り コース:ドライ
気温/路面温度: Q1開始時26℃/33℃、
Q2開始時25℃/31℃、Q2終了時24℃/30℃
雲もいくつか見えるものの秋晴れとなったスポーツランドSUGO。金曜日の雨の影響で、朝のフリー走行ではセッション序盤こそウェット宣言が出ていましたが、セッション中にはウェット宣言が解除され、以降はドライコンディションの下スケジュールは進行しました。日中は半袖で過ごせるくらいの快適な気温。15分間のGT500クラス予選Q1は13時50分から始まりました。Q1担当ドライバーはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ。残り時間8分を切るところから続々ライバル陣営がコースインしていく中で、カルソニックIMPUL GT-Rは一番最後にコースインしていき ました。ハンディのため非常に苦戦も予想されましたが、とにかくこれまで同様Q2へ残るためにオリベイラはアタックを敢行。1.12.643のタイムで無念の14位に沈みましたが、オリベイラも予選走行できなかった安田裕信も翌日の決勝レースへの追い上げを誓いました。
9/20(日)決勝レース
天候:晴れ 路面状況:ドライ
気温/路面温度:26℃/38℃(スタート時)
27℃/37℃(中盤) 26℃/35℃(終盤)
決勝レース距離 3.737km×81laps=302.697km
決勝日は土曜の予選日よりも雲が少ない青空広がる、まさしく快晴となりました。14時に宮城県警先導によるパレードラップのあとフォーメーションラップを経てレースはスタートを切りました。
スタートドライバーは安田が担当。14番グリッドからのレーススタートでしたが、ピットスタートを選択したマシンがあったため13位へ浮上。そのままの順位でオープニングラップを終えますが、4周目の1コーナーでNo.39 DENSO KOBELCO SARD RC F(平手晃平選手)にオーバーテイクを許し、14位へ後退。12周目にはGT300クラスとの交錯で接触があり、マシン左側をヒットしてしまいました。大きなダメージはなく、そのまま走行を続けますが13位のマシンとは一時は3秒近く離されてしまう苦しい展開に。それでも、前方のバトルやスポーツランドSUGO特有のコース幅狭さのためGT300が絡んだりするタイミングもあり、差を詰めつつ13位のマシンに食らいついていきます。
25周目、前方のマシンがトラブルでピットインしたため13位へ。その直後の27周目、前方のマシンが接触によるスピン、そしてレース序盤バトルをしていたNo.39 RC Fの クラッシュで順位を上げますが、このNo.39 RC Fがコース上にストップしてしまったためにセーフティーカーが導入されることに。レースの1/3を経過していたため、31周目、ピットレーンがオープンになると全車一斉にピットイン。カルソニックIMPUL GT-Rもピットインし、オリベイラへドライバー交代をしてピットアウト。この時、ピットレーンも狭いSUGOではまさかのピットロードで大渋滞が発生。作業中のマシン、ピット前に停車しようとするマシン、ピットアウトしていこうというマシンで混乱する中、うまく混乱の前にレースに戻ったオリベイラは33周目のセーフティーカーラン明けで6位というポジションまでジャンプアップ。
貴重なポイント獲得に向けて後半を走り切ろうかという最中、37周目に他車との接触があり7位へ順位を落とすもなんとかコース上に留まります。しかしこのあと、ファーストスティントの安田の走行中のイエローフラッグ提示中追い越し違反を2度取られてしまい、43周目にペナルティストップ20秒、さらには46周目にはペナルティストップ30秒のなんと2回のペナルティを課され、大幅に遅れて2周遅れの13位へ転落。75周目には左フロントタイヤのバーストで緊急ピットインという試練のレースとなってしまいました。後半トラブルで後退したマシンが2台あったため、ポイントゲットまであとひとつのポジションの11位となりますが、最終的にトップから3周遅れでフィニッシュとなりました。
全体が大荒れのレース展開の中、TEAM IMPULとしても、接触があったりペナルティが2回、ルーティーンではない緊急ピットインがあったりと非常に慌ただしいレースとなってしまい、応援していただいている皆様には大変申し訳ないレースとなってしまいました。しかし、ポイントランキング上位のマシンが揃って今回のレースが振るわなかったため、一気に2位との差は縮まってしまったものの、ランキングトップはかろうじてキープしています。残る2戦、期待に添えるレースをお見せできるよ気持ちを切り替えて、チーム一丸となり臨みますので、引き続き応援よろしくお願いします。
監督・ドライバーからのコメント
星野一義
ポイントゲットして後半2戦に臨みたかったので残念。それでもトップは守れたので、チーム全員でオートポリスともてぎは必ずいい結果を出します。頑張ります。
安田裕信
予選、決勝ともに今回はダメでした。ペナルティでチームに迷惑かけました。次戦はウェイトが軽くなるので速さを絶対に見せます。引き続き応援よろしくお願いします。
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
今シーズンチャンピオンを獲るために大きなチャンスとなるはずのレースでしたが、ファーストスティントでのペナルティー2つと車のダメージがあり、残念ながら良い結果を残すことができませんでした。諦めず最終戦まで、毎回自分のベストを尽くして頑張ります。応援ありがとうございました。
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