ザウバーのモニシャ・カルテンボーンは、チームがロシア企業とパートナーシップ契約を結んだ影響で代表の座から退くのではないかとのうわさを否定した。
ザウバーと提携したロシアの投資者はカルテンボーンの代わりに自分たちが選んだ人物をチーム代表の座に据える意向であるとの報道もなされたが、カルテンボーンはそれを否定した。
「私は今後もとどまるつもりです。そんな問題は私たちの中で話題になったことがありません。いったいどこから出てきた話なのでしょう」とカルテンボーンは述べている。
深刻な資金不足に陥っていたザウバーは、7月にロシアの国際投資協力基金、北西ロシア国家開発基金、国立航空技術研究所とパートナーシップを結び、「長期的に競争力を向上させていくための堅固な基盤を得ることができた」と発表した。
カルテンボーンは、これらのパートナーにチームの株式を売却する予定はないと述べるとともに、このパートナーシップによって今後チームは再び戦える状態になると語った。
「チームをいい状態に戻し、開発サイクルを目指す状態に再び持っていくにはしばらく時間がかかるでしょう。それでも私たちは向上しつつあります。そういった見通しが立ち、再びよくなると思えることが一番重要なことです」