2010年にF1にデビューすることが決まったカンポスは、3月からF1マシンの製作に取り掛かっていたことを明らかにした。
来季の新チームとして、プロドライブ/アストンマーチンやローラを退けてエントリーを認められたカンポスは、コスワースのカスタマーエンジンとダラーラのシャシーを使用してF1に参戦する。カンポスは、シャシーの製作は、FIAからエントリーが承認されるはるか以前からスタートさせていたと述べると共に、経済状況が厳しく、2010年のテクニカルレギュレーションが不明瞭な中でも、プロジェクトは順調に進行してきたと断言した。
「我々は何事もなかったかのように作業を続けている」とエイドリアン・カンポスは、GPWeekに対してコメントした。
「デザインは3カ月前にスタートした。エントリーが受理されず、3カ月の作業が無駄になるリスクを冒してね。F1マシンのデザインと製作を6月から始めて2010年シーズンに間に合わせるのはほぼ不可能だと思い、こういう決断を下した」
「我々のマシンは2WDで、レース中の給油やKERSの可能性は排除している。2009年のスペックを元にして、2010年用に燃料容量を増やした。我々はマシンのデザインに関して明確なプランを持っており、自分たちの限られた予算の中で何が可能なのかを把握している」