カンポス・メタのドライバー候補として、これまでウワサに挙げられてきたビタリー・ペトロフとパストール・マルドナドに加え、アルバロ・パレンテの名前が浮上してきた。
ポルトガル出身のパレンテは、イギリスF3とワールド・シリーズbyルノーでタイトルを獲った経験を持ち、今年はGP2に参戦し、ベルギー戦では今季GP2チャンピオンでパレンテより強力なマシンをドライブしていたニコ・フルケンベルグを下して優勝を獲得している。
カンポスはすでにブルーノ・セナとの契約を発表しており、そのチームメイト候補としては、ペトロフとマルドナドが有力と考えられてきたが、パレンテの名前が浮上してきた。
ある情報筋によれば、カンポスは、候補のドライバーたちがもたらすはずのスポンサーシップ契約の実現に時間がかかっているため、パレンテを含む他のドライバーたちにまで候補の範囲を拡大したということだ。
パレンテにはポルトガルの政府や企業からの支援が期待できそうだという。ポルトガルには、カンポスチームのベースであるスペインに関心がある企業や、セナの母国、ブラジルを重要なマーケットとして活動している企業もあるという。
以前からカンポスのドライバー候補とされてきたロシア出身のペトロフとベネズエラ出身のマルドナドも、それぞれの母国からの支援を得られるものと推測されているが、まだ来季F1シートの獲得に至ってはいない。ペトロフは他の新規チームやザウバーチームとのウワサもささやかれている。