ヨーロッパで活躍する名門レーシングチームのカーリンのボス、トレバー・カーリンは、今後数年間でアメリカやインディカーを視野に入れて活動を広げていくと明言している。
先週末にヒューストンで開催されたインディカーのダブルヘッダー戦に訪れたカーリン。
「インディカーには多く友人がいるんだ。何年も前にアメリカで仕事をしたことがあって、こういうレースが好きなんだよ。どんなふうに変わって、何が起きているのか確かめることができた」と英国オートスポーツにコメント。
「偵察訪問? ある意味ではね。短期的な視野でインディカー参戦はないが、チームとして我々は野心的だからね。F1は現実的ではないし、ヨーロッパではほとんど参戦している。しかし、カーリンを経験したドライバーがインディカーには半分くらいいるんじゃないかな。彼らがここで上手くやっていることをみることができたよ」
インディカーの下位カテゴリーであるインディ・ライツは、2015年より新シャシー導入を予定しており、カーリンはそに時期に参戦計画を予定していると考えられている。
「切迫はしていないよ。ちょうど見に来ることができ、考慮する価値があるかどうか確かめることができたと思っているよ」とカーリンは語っている。
2001年にイギリスF3のタイトルを勝ち取った佐藤琢磨をはじめ、ジョセフ・ニューガーデンやチャーリー・キンボールなどがカーリン・モータースポーツでヨーロッパのレースに参戦した経験を持っている。