インディカー・ヒューストン戦のクラッシュの影響で引退を発表したターゲット・チップ・ガナッシ・レーシングのダリオ・フランキッティ。オーナーのチップ・ガナッシは、彼の代役には若手ドライバーではなく、経験を積んだドライバーを起用する考えのようだ。
医師の診断により現役を退くことを発表したフランキッティ。2009年よりターゲット・チップ・ガナッシ・レーシングでスコット・ディクソンとコンビを組み、シリーズを代表するドライバーとして活躍していた。
フランキッティの代役を急遽探すことになったガナッシは、「我々は、その時に可能な最良のドライバーを常にチームに連れてきた。我々の素晴らしい指導者であるモーリス・ナンから学んだことに従ってね」
「モーリスは、可能な限り最良のドライバーを連れてくること以外を考えないと常に言っていた。これは我々の最初の作業となるだろうね。私は、若いドライバーにチャンスを与えるのは好きだよ。しかしカーナンバー10で参戦するよりも、若いドライバーにはいい場所があると考えている」
「我々のマシンは、何年もパックの先頭を走ってきたチームのマシンなんだ。すべての選手権ポイントを取り、チームメイトの助けにならなければならないんだよ」と語る。
ガナッシは、来季からチップ・ガナッシ・レーシングの4台目に加わるトニー・カナーンをターゲットのカーナンバー10のマシンに乗せることも頭にあるようだ。
「それはチームの決定だよ。公開情報ではないけどね。もし尋ねられたら、カナーンがカーナンバー10のシートに移る可能性もあり、問題ではないと言うことにしているんだ」
と語る。