インディカー・シリーズに参戦するチップ・ガナッシ・レーシングのドライバーたちは、チームのアドバイザーに就任するダリオ・フランキッティの貢献を歓迎している。
昨年のインディカー・ヒューストン戦のクラッシュで負った怪我の影響で、フランキッティは11月に引退を発表。彼はそのままアドバイザーとしてチームに残り、今季はコースの外側からチームを支えていく。
チップ・ガナッシ・レーシングは、フランキッティの引退に加え、今季からエンジンをシボレーエンジンにスイッチ。さらに4台体制で臨むと大きな変化を迎えている。その変革のシーズンに、フランキッティがチームに残ることは大きな利益だと昨年の王者であるスコット・ディクソンは語る。
「最も重要なのはオーナーのチップ(ガナッシ)がダリオを残したということだよ。彼がとても賢く、何かを見つけ的確に情報を伝えることができることをみんな知っている。僕たちは、競争仲間としての彼を失ったけど、情報を引き出してくれるとてもいい人物を獲得することができたんだ」
昨年のミド・オハイオでキャリア初勝利を挙げ、今季もチップ・ガナッシ・レーシングから参戦するチャーリー・キンボールは、フランキッティが新しいチームメイトであるトニー・カナーンやライアン・ブリスコがチームに適合するのを助けていると考えている。
「スコットと僕は、チームメイトとして少しの歴史と関係を築いているが、(今季は)新しい仲間たちと仕事をしていく。チームメイトのダリオを失った昨年の終盤はとてもタフだった。でも、指導者として、アドバイザーとしてダリオが居てくれるのは本当に助かっているよ」
フランキッティは、ガナッシのオフシーズン・テストにも定期的に訪れており、チームは、今季どのレースで彼が帯同するか明らかにする予定だ。