F1第5戦スペインGPを終え、ドライバーズランキングはセバスチャン・ベッテルが首位を守るも、ライバルとの差は縮まった。コンストラクターズランキングでも、レッドブルがトップをキープしている。

 スペインGPでは、優勝したフェルナンド・アロンソ以下、キミ・ライコネン、フェリペ・マッサ、セバスチャン・ベッテル、マーク・ウエーバー、ニコ・ロズベルグ、ポール・ディ・レスタ、ジェンソン・バトン、セルジオ・ペレス、ダニエル・リカルドまでが入賞し、ポイントを獲得している。

 ドライバーズランキングでは、第2戦以降トップに立ち続けているベッテルが今回も首位をキープ。2度の優勝はもとより、今のところ最低順位が4位と、表彰台に手が届かないレースでもダメージを最小限に抑える走りで首位の座を堅持している。ただ、前戦終了時に10P差に離したはずの2位ライコネンが再び4Pにまで接近。そのライコネンは、マレーシアGPで7位と失速したものの、ここ3戦はすべて2位表彰台とムラなく高ポイントを獲得しており、虎視眈々と首位の座を窺っている。

 前戦バーレーンでハミルトンに抜かれ4位に転落したアロンソは、今回の優勝で再び3位に浮上。ハミルトンに22P差をつけ、前戦終了時には30Pあったベッテルとの差も17Pまで詰めた。ただ、今季は上位につけた次のレースで取りこぼすという展開が続いているため、次戦では確実に高得点を獲得し、ランキング最上位争いに本格的に加わりたいところだ。

 一方、これまでコンスタントに上位入賞を続けていたハミルトンは、今回ついにノーポイントを喫してランキングでも後退。スペインで3位表彰台に登ったマッサは、ウエーバーを抜いて5位に浮上し、ハミルトンに5P差と迫った。

 コンストラクターズランキングでも、レッドブルがトップの座を維持した。ベッテルが安定して上位入賞を果たしていることに加え、トラブルに泣かされている印象のウエーバーも、ノーポイントは中国GPだけ。チームとして着実に得点を積み重ねている。

 2位には、ダブル表彰台を達成して40Pを獲得したフェラーリが再浮上。レースペースがいいだけに、両ドライバーがトラブルなくレースを走り切れればレッドブルを超えることも十分に可能。中国やバーレーンでアロンソに起きたような突発的なトラブルに対して、判断を誤らないことも重要だ。

 ロータスは、ライコネンが2位表彰台も、グロージャンがリヤサスペンションのトラブルで手痛いリタイア。2台ともにポイントを持ち帰れなければコンストラクターズ選手権を争うのは難しい。とはいえ、2位フェラーリとは6P差、レッドブルとも20P差と、まだまだ上位勢の一角をなしている。

 4位にはメルセデスがつけているが、上位3チームと比べると得点が伸びていかず、やや離される形に。予選では速さを見せているだけに、なんとかレースペースを改善して再び上位争いに加わりたいところ。

 5位フォース・インディアと6位マクラーランは、ともにポイント獲得も3P差は変わらず。ただ、マクラーレンはバーレーンから続けて2台ともに入賞を果たしており、劇的な改善とは行かないものの、少しずつ戦闘力を向上させてきている。一方、フォース・インディアは、今回もディ・レスタのみが入賞。スーティルはピットストップのトラブルで沈み、またしても開幕戦以来のポイント獲得はならなかった。

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