2013年F1第2戦マレーシアGPの金曜フリー走行2回目は、ロータスのキミ・ライコネンがトップタイムをマークした。
現地時間14時(日本時間15時)から行われたFP2は、気温32度、路面温度40度のドライコンディションでスタートするも、セッションは開始直後から小雨がパラつく状態で、その後一旦雨は止んだものの、中盤にかけて徐々に雨雲が上空を覆っていった。
そのため、各チームはピットオープンとともに早速コースに飛び出し、ハードタイヤで周回をスタート。その後も早めにプログラムをこなしていき、開始10分過ぎには早くもミディアムタイヤでの走行に切り換えていった。
そうしたなか、序盤から好タイムを刻んだのがロータスのキミ・ライコネンだった。朝のFP1で2番手と好調なスタートを切ったライコネンは、開始直後のハードタイヤで1分37秒042というトップタイムを刻むと、セッション折り返し直後のミディアムアタックでは暫定首位につけていたレッドブルのセバスチャン・ベッテルを僅差で上回りトップに浮上する。
セッションは残り40分を切ったところで雨が本格的に降り始め、全車がピットに戻る事態となってしまう。
雨足が弱まり始めた残り25分、ようやくウエット路面のなかをマクラーレンのセルジオ・ペレスを先頭にインターミディエイトタイヤを履いたマシンが次々にコース復帰を果たし、ウエット路面の感触を確かめるように各車周回を重ねていった。
その後、セッション終盤はドライ路面も顔をのぞかせ、各車もミディアムとハードそれぞれのドライタイヤにスイッチ。ライコネンのトップタイムが破られることはなかったが、多くのマシンが25周前後の周回を重ねることとなった。
初日トップ3はライコネン、ベッテル、フェリペ・マッサとなり、フェルナンド・アロンソが4番手で以下、マーク・ウエーバー、ロメイン・グロージャン、ニコ・ロズベルグ、ポール・ディ・レスタ、ルイス・ハミルトンと続き、マシントラブルで早めに走行を切り上げたエイドリアン・スーティルが10番手となった。
マクラーレンはセルジオ・ペレスが11番手、ジェンソン・バトン12番手となっている。