ロータスのチームオーナー、ジェラール・ロペスは、キミ・ライコネンが契約を延長する上で一番の条件としているのは、金銭面の問題ではなく、チームが来季エンジンサプライヤーと緊密な関係を築き、強力なマシンを用意することだと語った。

 ロータスとライコネンの現在の契約は今季末までとなっており、ライコネンが残留するのか、レッドブルやフェラーリなどに移籍するのかが注目を集めている。

 ライコネンは以前からロータスチームを気に入っていると述べているが、新契約を結ぶかどうかは、ロータスの財政状態に左右されるものとみられていた。

 6月、ロータスF1チームのオーナー、ジニー・キャピタルが、同チームの株式35パーセントを新たな投資者インフィニティ・レーシングに売却することが発表され、その際チームは、この契約によってチームの財政状態の安定を図ることができると述べていた。しかしその取り引きはまだ完了していない。

 だがロペスは、ライコネンは財政面よりもマシンのパフォーマンスの方を気にかけていると述べている。

 2014年にF1テクニカルレギュレーションが大きく変わり、エンジンの重要度が上がるものとみられている。ライコネンは、ロータスがエンジンサプライヤーのルノーとの関係をより強固にすることを希望しているということだ。

 ロータスは、ルノーに対し、チームとのパートナーシップを強化するよう強く求め、マーケティングおよび技術上の協力関係を拡大したい考えであるとみられる。

 ライコネンに関する状況を聞かれたロペスは「事態は進行している」と答えた。
「2カ月前に申し上げたが、彼は、我々に対して望むものを得られれば、残る可能性が高いと思う。彼が望むものとは、我々とルノーの関係がどれだけ近いものになるかに関する技術的な保証だ」

 ライコネンは、パフォーマンス上のボーナスの支払いが遅れたことがあると認めている。しかしロペスは、そういった問題は契約の妨げにはならないと語った。

「それは問題ではない。彼にとって今一番大事なのは、来年我々がトップチームであるという確信が持てるかどうかだ。来年は技術上、大きな変化がある。我々が単なるカスタマーチームでいることを彼は望んでいない」
「我々は、どんな形であろうと、ルノーとの関係をより緊密にするための方法について話し合っている。そのため(エンジン)契約をまだ結んでいないのだ」

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