けがで療養中のロバート・クビカが、ルノーのウェブサイトを通じてファンからの質問に答えた。クビカはまだ復帰の時期は分からないとしながらも、来季はルノーで走りたいとして意欲を示している。
今年開幕直前にラリーで大けがをしたクビカは、F1復帰を目指し、現在リハビリを行っている。ファンから回復状況を聞かれたクビカは次のように答えた。
「精神的には全く問題ない。肉体的にはまだ少し力が戻っていないけれど、全体的なコンディションは良好だ。体重も通常レベルに戻った。ここ数週間、自力で歩けるようになった。全体的にとても元気だよ」
「(リハビリの)進行状況には満足している。期待どおりに前進しており、幸い回復時期を遅らせるような問題は発生していない。復帰の時期をはっきり予想することはまだできないけれど、重要なのは最終結果を急がないことだ」
来年どこのチームから復帰するかと聞かれ、「僕はロータス・ルノーGPのドライバーだ」とクビカは述べた。
「当然今シーズン走れなくて残念だし、エンストンでの僕の仕事はまだ終わっていないと思っている」
「来年のグリッドについて、タイトルを争う用意はできつつありますか?」というファンの質問に対しクビカは次のように答えた。
「最初の質問にはイエスだ。ふたつめの質問に関しては、2012年の最初のテストまで待つ必要があるね!」
クラッシュでレーシングドライバーとしての気持ちに何か変化はあったかという質問に対しては「ないと思う」とクビカは答えている。
「アクシデントの記憶は全くないんだ。事故の結果は分かっているけれど。だから僕にとっては(事故は)なかったも同然なんだよ」
「僕は昔と全く変わらない自分として戻ると思うよ」