世界ラリー選手権(WRC)に参戦する元F1ドライバーのロバート・クビカは、アルゼンチン戦は欠場したが、サーキットでのレースではなくWRCにまだ参戦し続けると語る。

 今シーズン、クビカは自ら立ち上げたチーム“RKワールドラリーチーム”でWRCに参戦。各大会でSSトップタイムを記録するなど速さをみせているが、マシントラブルやクラッシュなどにより第3戦終了時点でノーポイントに終わり、チーム体制を見直すためアルゼンチン戦は欠場することを選んだ。

 アルゼンチン戦を欠場したことにより、クビカが再びレーシングカーに転向するのではという話がでたが、彼はその話題を笑い飛ばしている。

「確かなことはアルゼンチン戦に出場できなかったということと、ラリー・オブ・ポルトガルで再びドライブするつもりだということだよ」とクビカ。

「僕が以前言ったように、チームとその構造を立て直し、第5戦に戻って来るつもりだ」

 クビカと彼のチーム“RKワールドラリーチーム”を運営するチームAスタイルは、最善に向けて議論を続けている。

 Aスタイルは、今月末のラリー・オブ・ポルトガルで新しい2015フォード・フィエスタRS WRCsを供給する予定で、このマシンをクビカに走らせるか、彼が使用していたマシンを使わせるかはまだ決まっていない。

 一方で、クビカには昨年まで所属していたM-スポーツに戻って来る可能性も残されていると報道されている。

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