ロバート・クビカと親しいビタントニオ・リウッツィが、もしクビカが今季F1に出場できないのであれば、自分が代わりにロータス・ルノーのマシンに乗りたいと語った。
クビカはラリーでの大クラッシュで重傷を負い、大手術を受けた。右手の機能が完全に回復するかどうか現在医師団が状況を見ており、リハビリには1年かかる見込みだとの考えも示している。
ロータス・ルノーGPのチームプリンシパル、エリック・ブーリエは、代わりのドライバーについて考え始めていることを明らかにしている。
「すでに、不測の事態に伴うプランについて検討を始めている。彼が数カ月欠場することは確実だからだ」
「1年かからずに回復するかもしれない。しかし彼が治るまでにどれぐらい時間がかかるのか、今の時点で判断するのは早すぎる」
長期的な代役のため、ブルーノ・セナやロメイン・グロージャンといったリザーブドライバーを繰り上げるのではなく、ある程度実績のあるドライバーを起用するのではないかと予想されている。
今年フォース・インディアのシートを失ったリウッツィはクビカと親しく、月曜に病院を訪れている。彼は422race.comに対し、クビカの代役を務めることに関心があると述べたと、The F1 Timesが伝えた。
「僕としては、ロバートの回復が一番重要なことだと思っている」
「でも、ロバートが乗れないことをルノーが確信したときには、当然(代役に選ばれる)可能性が出てくる。他のドライバーが選ばれるよりは自分が選ばれたい。でも繰り返しになるけれど、ロバートが元気になることが一番重要だ」
他の候補として、今年レースシートを失い、フォース・インディアのテストドライバーになったニコ・ヒュルケンベルグの名前も挙がっている。ヒュルケンベルグのマネジメントチームのメンバー、ティモ・ガンスは、次のようにコメントした。
「我々はフォース・インディアと契約しているため、我々からルノーに接触したりはしない」とガンスはDaily MailにコメントしたとMotorsport.comが伝えている。
「ルノーから我々に連絡があった場合には、この件について検討してみるが、今のところ考えてはいない。ロバートが早くよくなるよう祈っている」
元F1チャンピオン、キミ・ライコネンの名前も挙がっており、月曜に大勢のジャーナリストが彼のマネージャー、スティーブ・ロバートソンからコメントをとろうとしたが、接触できなかったということだ。
マーティン・ブランドルは、Twitterにおいてこうつぶやいている。
「キミが今もF1で戦えるぐらいコンディションが整っているとしたら驚くね」
「それにラリーのプログラムがF1テストと重なっている」
その他にはニック・ハイドフェルド、ヤルノ・トゥルーリ、ペドロ・デ・ラ・ロサ、クリスチャン・クリエンの名前がうわさに上っている。