昨年末でF1ドライバーから引退したデイビッド・クルサードが、2010年、DTMでレースに復帰するのではとの報道がなされている。
クルサードは2008年シーズンをもってF1から引退し、今年はレッドブル・レーシングのコンサルタントおよびリザーブドライバー、BBCのF1中継のコメンテーターを務めてきた。ドイツのメディアによると、クルサードは、ホッケンハイムでのDTM最終戦に訪れた際、このシリーズへの関心を示していたという。
「マシンはドライブしづらいものの、素晴らしい」とクルサードが述べたとF1SAが報じている。
「F1ではダブルディフューザーが話題になったけれど、ここのマシンには15もの要素から成るディフューザーがついている。技術レベルは極めて高いね」
「1年休みをとって、レースが恋しくなるかどうかを確かめ、F1以外に何か可能性があるかどうかを探ってみたいと思った」
クルサードはF1で1996年から2004年にかけてマクラーレンで走っており、DTMに参戦するメルセデス・ベンツとのかかわりは深い。また、DTMのボス、ハンス-ベルナー・アウフレヒトは、「クルサードがDTMマシンに乗るのを見てみたい」とコメントしている。
クルサードは過去にBTCCやル・マン24時間で走った経験を持つ。