今季からオーストラリアV8スーパーカー・シリーズに参戦するニッサンが、8月12日にウィントンで行われるニッサン・アルティマV8スーパーカーのテストにミハエル・クルムとルーカス・オルドネスを参加させることが明らかになった。
クルムとオルドネスのふたりをV8スーパーカーのテストに参加させるのは、先日発表されたニッサン/ニスモから参戦する世界中のレーシングドライバーに、世界各国でのレースに参戦する機会を与える『ニスモグローバルドライバーエクスチェンジ』プログラムの一環だ。
このプログラムの下、V8スーパーカーに参戦するドライバーを含めて、GT-R Nismo GT3で参戦する来年のバサースト12時間レースのラインアップを計画すると報道されている。
ニッサンGTアカデミーの最初のウイナーであるオルドネスは、ル・マン24時間等のスポーツカーレースで多くの実績を残し、今季はニッサンGT-RニスモGT3を駆りFIA-GT/ブランパンに参戦。また8月17~18日に開催されるスーパーGT第5戦鈴鹿で、S Road NDDP GT-Rをドライブする予定だ。
「僕のレースのほとんどはヨーロッパでのもの。だからV8スーパーカーのドライブするチャンスを貰えたことに驚いているよ。本当に待つことができないね。電子装置がなく、トラクションコントロールもなく、ドライブするにはタフなクルマだと知っている。しかし、とてもパワーがあるマシンなんだ」
「学習するのにはとてもすばらしいチャンスだね。楽しみたいし、いつかバサースト1000に参戦できることを望んでいるよ」とオルドネス。
クルムは、「とても大きなチャレンジになるだろうね。見たところでは、異なる技術をたくさんもっているし、ドライバーにはいいことだ」
「バサースト1000は、とても大きなレースで、誰もが一生に一度は挑戦したいと思っているよ。素晴らしいものになるだろうけど、まずはアルティマV8スーパーカーをドライブして、どのように感じるか確かめなければならないね」と語っている。