ザウバーのエステバン・グティエレスは、ニコ・ヒュルケンベルグがトップチームに移籍できなかったことに驚いていると語った。
今季ザウバーをドライブしたヒュルケンベルグは、多くのチームから高い評価を受けていたが、フェラーリ、レッドブル、マクラーレン、そしてロータスといったトップチームの来年のシートに空席ができたにも関わらず、いずれのチームとも契約することができず、2014年は古巣のフォース・インディアに戻ることを決めた。
F1デビューイヤーの今季、ザウバーでヒュルケンベルグとコンビを組んだグティエレスは、元チームメイトの苦境について次のように語っている。
「彼は本当にうまくやっている」とグティエレス。
「非常に優れたドライバーで、予選においてはベストのうちのひとりだと思う。彼がシート獲得に苦しんでいたことには驚いたよ」
だがグティエレスは、F1でシートを得るには実力以外にも様々な要因が絡むのだと考えている。
「背後には常に理由がある。これを定義するのは難しいが、パフォーマンスやあらゆる面で強くなければならず、多くの点において完璧でなければならない」
「恐らくF1では、多くの人々が注目しない面も考慮しなければならないんだ」
グティエレスは、今も2014年のシートを確保していないが、今週始めにケータハムの本拠地を訪問したとされている。