昨シーズンまでマルシャでF1をドライブしていたティモ・グロックが、マルシャは今シーズン、ルーキーふたりのドライバーラインナップで苦労するだろうと語っている。
グロックは、マルシャと14年末までの契約を結んでおり、13年シーズンのシートは安泰だと見られていた。しかし、今年初めに突如としてチームからの離脱を発表。チーム側の財政状況の悪化が原因と見られている。
そのマルシャは今シーズン、マックス・チルトン、ルイス・ラジアという新人ふたりのラインナップを敷いた。チルトンは昨シーズンからのチームのリザーブドライバー、ラジアは昨シーズンのGP2でシリーズ2位を獲得したドライバーで、ともにチームに多額の資金を持ち込んだと言われている。
「確かに、チームにとっては楽ではないだろうね。特に、テストでマシンの弱点を特定するのは簡単ではないと思うよ」とグロック。
「そういったことは経験だけがものを言うんだ」
「ルイスとマックスには、早急にマシンに対する知識をつけなくてはならないという大きなプレッシャーがかかっているんじゃないかな」
「サーキット走行前に行ったシミュレーションはあまり正確ではないということを理解し、そこから前に進むことが重要なんだ」
グロックによると、マルシャがF1での初ポイントを獲得し、昨年のコンストラクターズランキングである11位を脱するためには、より強固な財政基盤を見つける必要があるという。
「基本的に、彼らが前に進んで発展していくためには、よりいっそうの財政的な支援を受ける方法を見つけなければならないんだ」
「ビッグチームが開発をやめることはないし、だから小さなチームがそれに追いつくのはとても大変なことなんだよ。ビッグチームはレースごとにアップグレードを持ち込むけれど、小さなチームは5、6レースにひとつくらいしかアップグレードを持ち込めないんだからね」
「でも、少なくともマルシャのマシンは確実に前進しているよ。今年は速いと思う。開発を進めていくだけだ。どのようにKERSをうまく機能させていくかが重要になる」
グロックは、マルシャとの契約解除後すぐにBMWからDTMドイツツーリングカー選手権のテストに参加し、数日後にはBMWと契約。今シーズンは、新規チームのMTEKでBMW M3 DTMをドライブすることが明らかになっている。
