ティモ・グロックが、ヴァージン・レーシングと新たに3年契約を結び、2014年末まで残留することが決まった。
29歳のグロックは、2009年にトヨタがF1から撤退した後、2010年にヴァージンに加わった。
「マルシャ・ヴァージン・レーシングが僕のこれから数年のF1キャリアのホームになるんだ」と、グロックは喜びを語っている。「特に今日、ホームグランプリのドイツを前にして、このニュースを発表できたことを嬉しく思っているよ」
「予想していたことだけど、過去18カ月のレースは本当に厳しいものだった。ドライバーとして前進するためにいくらかステップダウンしなければならないことは分かっていた」
グロックは、このオフにチームが十分な進歩を果たしていなかったと感じ、2011年の早くからチームに対する不満を表明していた。
しかし、チームは今月に入りマクラーレンと技術提携を結び、ワース・レーシング・テクノロジーを買収するなど変化の兆しを見せている。
ヴァージンCEOアンディ・ウェブは、グロックに長期契約を保証するのがチームの継続的な発展に重要であると語った。
「ティモとの新たな長期契約に同意できて我々も嬉しく思っている。これはチームのプランにおいてもう一つの重要なステップになることを意味している」
グロックは、2004年にジョーダンから4戦に出場した後、アメリカのチャンプカー・ワールドシリーズに参戦。その後、2007年にGP2でチャンピオンを獲得し、2008年にトヨタのレギュラードライバーとなった。