ロメイン・グロージャンを支援するフランスの大手石油企業トタルは、今季限りでグロージャンを放出することも検討していたようだ。
今シーズンのグロージャンは3度の表彰台を獲得したものの、スタート直後に何度もアクシデントを引き起こし、危険なドライバーと多くの非難を浴びてきた。
そのためロータスはグロージャンを来季も起用するかどうかの決定をシーズン終了後もなかなか発表できず、キミ・ライコネンのチームメイト候補には小林可夢偉の名前も挙がった。
しかし、今月17日、ロータスは2013年も引き続きグロージャンを起用することを正式に明らかにし、グロージャンは晴れて2度目のフルシーズンを戦うことを許された。
ただ、グロージャンの残留に関しては、ロータスと主要スポンサーのトタルがグロージャンを放出することも検討していたと、Motorsport.comが報じている。
フランスのほかにスイスの国籍を持つグロージャンは、残留発表の声明において「エンストンの皆からサポートを受けることは、これ以上なく素晴らしいことだ」とコメントした。
だが、スイス紙のBasler Zeitungは、「問題児がオモチャを取り戻した」と皮肉っている。