DAMSは、GP2ハンガリー戦で負傷したホー-ピン・タンに代わってロメイン・グロージャンを起用すると発表した。昨年のルノーF1ドライバーであるグロージャンは今季、FIA GT1世界選手権に参戦していたが、先週チームを離脱したばかりだった。
F1ハンガリーGPのサポートイベントで行われていたGP2レースで、ルノーF1のリザーブドライバーを務めるタンはフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)の一員であるジュール・ビアンキ(ART)とクラッシュ。タンは骨折の負傷を負った。
タンが所属していたDAMSでは、代わってベルギー戦に出場するドライバーとして、ロメイン・グロージャンを起用。グロージャンは今季FIA GT1世界選手権でマテックのフォードGTをドライブ、開幕優勝を挙げるなどマテックのエースとして活躍していたが、先週アラン・プロストの息子であるニコラスと交代することが明らかになった。
グロージャンはGP2での活動を優先する形でのチーム離脱となったため、トップチームのひとつであるDAMS加入は好条件ではあるが、「レギュラードライバーのケガによってシートを得るのは決して嬉しくはないね」とグロージャン。
「今はホー-ピンの一刻も早い回復を願っているよ。でも彼が復帰するまでの間、DAMSに力を貸すことが決まって嬉しくも思っている。ベルギーではチームと協力を密にして、ポイントを獲得できるよう頑張りたい」
なお、スペインのMARCA紙は、タンが離脱している間、グロージャンがルノーF1のリザーブも務めるのではないかと報じている。
