ロータスF1チームがロメイン・グロージャンを2013年も起用するかどうかの判断を今週下すかもしれないと報じられている。
ロータスはすでにキミ・ライコネンの残留は発表したものの、チームメイトについてはまだ明らかにしていない。
グロージャンが速さを持っていることは疑いようがないが、今年はあまりにも多くのミスを犯し、たくさんのポイントを失ったため、チームは彼を来年も走らせるかどうか悩んでいるという。
グロージャンは多数のアクシデントを引き起こし、ベルギーの1コーナーで何人ものドライバーを巻き込む事故を起こした後、1戦出場禁止のペナルティを受けた。彼はその後も日本GPではマーク・ウエーバーと、ブラジルGPではペドロ・デ・ラ・ロサと接触している。
一方で彼は予選ではしばしばライコネンを上まわる速さを見せ、初のフルシーズン参戦の年でありながら、3回表彰台に上っており、ミスさえしなくなれば、将来はトップドライバーになるものと高く評価されている。
グロージャンはまだ経験が浅く、チームは来年もチャンスを与える可能性がある。2013年の半ばになっても同じようなミスをするようであれば、チームはグロージャンを放出する決断を下すかもしれない。
英AUTOSPORT誌は、最新号締め切り直前時点の情報として、グロージャンとロータス側が今週話し合いを持つ見込みであると報じている。
ロータスがグロージャンを選ばなかった場合の候補は、小林可夢偉とヘイキ・コバライネンとみられると同誌は伝えている。