オーストラリアV8スーパーカーに、2013年からニッサン・アルティマで参戦しているリック・ケリーは、シーズンが進むにつれてクルマが完全な状態になるだろうと信じている。
今シーズンから新しくニッサンとメルセデスが加わり、4メーカーでのチャンピオンシップとなったオーストラリアのV8スーパーカー・シリーズ。
2006年にシリーズチャンピオンを獲得したリック・ケリーは、2009年から兄トッド・ケリーと共にケリー・レーシングを創設。今季はニッサン・モータースポーツチームを名乗り、アルティマ4台を有して2013年シーズンのV8スーパーカーに参戦している。
先週末アデレードで開催された開幕戦「クリプサル500」では、第1レースで11位、第2レースで14位という結果で終えていたリック。11位は4台参戦するニッサン勢ではトップの順位だったが、ニッサン・アルティマにとっては厳しいデビューレースだった。
「マシンはドライバーにとても荒っぽいものだったけど、僕は本当にうれしいんだ。僕たちはミスを犯さなかったんだよ」とリック。
「僕たちより少しだけ速かったクルマたちに押し込められてしまったが、そんなに離されることはなかった。11位に入れたことは非常に嬉しいし、仲間たちを誇りに思うべきだね」
「概ね、僕たちの初イベントは堅実的な週末になったよ。だからグランプリが進んでも、上手くやっていけるし、クルマを改善し続けることができるはずだ」とシーズンを通してのマシンの改善を期待している。
開幕戦の第1レースではパワステに問題が起き、第2レースでは多重クラッシュに巻き込まれた兄のトッドは、今のチームの弱さはエンジンパワーにあると語る。
「クルマにとても満足しているよ。実際にレースに出るのは初めてことだったからね。でも、コーナー終わりで2、3台分離されるくらい僕たちはコーナーで苦戦していたんだ」
「僕たちのトップのストレートスピードを手に入れられたら、アルティマは驚くべきクルマになるだろうね」