バーレーンでのシーズン前最後のF1合同テスト2日目、マーカス・エリクソンがケータハムCT05の走行を行った。
小林可夢偉が担当した前日は、トラブルが連発し、ケータハムは19周の走行にとどまった。
28日は新パーツの到着が遅れたため、朝のプログラムのスタートは遅くなったものの、エリクソンは午前中に22周を走行した。
午後にはレースシミュレーションに取り掛かったケータハムだが、セッション残り1時間を切ったところでトラブルによりエリクソンはコース上にマシンを止めた。
その際、消火器が使用されたことが確認されており、チームはテクニカルトラブルのために出火したと説明、問題特定のためにそのままこの日の走行を切り上げた
エリクソンは合計55周を走行し、1分42秒516でこの日の最下位となった。
エリクソンは、レースシミュレーションを完了することができず残念だったと語った。
「僕にとっての最終テスト初日を、思っていたような形で終えることができなかった。でも予定していたプランをたくさん実行できた」
「午前中はコースに出てすぐにピットに戻るという繰り返しだったが、午後は好調に進んでいた。でもレースシミュレーションの最初のスティントを終えてピットから出た直前にテクニカルトラブルが発生した。出火してコース上にマシンを止めなければならなかった」
「ランチタイムの後、セットアップの選択肢を評価するために何度か走行を繰り返し、その後、フルレースシミュレーションに取り掛かったんだ。予定どおりいっていたのに、最初のピットストップの直後に問題が発生し、コース上でマシンを止めた」
「それでも、レーススタートなど、今日予定していたたくさんの手順を実行することができたし、それをチェックできたことは喜んでいる」
「出火したがすぐに消火がなされた。チームの皆は原因を突き止め、明日に向けて解決するために、たくさんの仕事をこなさなければならない」
「僕自身は今日はもっと周回を重ねたかった。でもあと1日残っているし、1周走るたびに学習している。だからここに着いた時から変わらずポジティブに考えている。またマシンに乗って仕事をすることだけを考えているよ」