バーレーンでのシーズン前最後のF1合同テスト3日目、前日に続きマーカス・エリクソンがケータハムCT05の走行を行った。
前日テクニカルトラブルのためマシンから出火したケータハムだが、マシンを修復して午前中から走行をスタートした。
1日はエリクソンにとってシーズン前最後の走行となった。ランチタイム前にレースシミュレーションを順調に行っていたが、赤旗が出たためにフルレースディスタンスにはわずかに届かなかったが、午後には新パーツでの走行などを行い、エリクソンは合計117周の中で1分38秒083を記録、8番手となった。
「たくさんのラップを走ってプレシーズンテストを締めくくることができ、とても嬉しい」とエリクソン。
「昨日のトラブルを修復するため昨夜懸命に働いてくれたチームに感謝したい」
「今日は完全に予定どおり進んだ。何度かショートランを行ってセットアップの選択肢を確かめ、その後、ピットストップを含む、ほぼ完全なレースシミュレーションを行った。今日やりたかったことだ」
「ランチ直前の赤旗がなければ、レースディスタンスすべてを走り切れただろう。午後にはマシンは申し分なく走ったので、僕らがレースディスタンスを楽に走り切れただろうことははっきりしている。シーズン開幕に向けて、これはとてもいいニュースだよ」
「午後にはファクトリーから届いた新しいパーツを装着し、さまざまなセットアップを試した。セッション終盤は、パフォーマンス向上に焦点を移し、ラップタイムが改善していった」
「最後の走行で僕はスーパーソフトで初めて走った。ソフトよりグリップが大幅にいいことに驚いたよ!」
「スーパーソフトでもっと走れれば、さらにいいタイムが出ることは明らかだ」
「純粋なペースに関しては、パッケージ全体からもっと引き出せる余地があるけれど、今日たくさんの仕事ができたことに満足すべきだね。僕にとっては、最後のテストでこれほど長い時間、クルマに乗れたのは素晴らしいことだ」
「来週はファクトリーに戻り、シミュレーションの作業を行う。オーストラリアには新しいパーツをいくつか持ち込むから、とても楽しみだ」
「ルノーにとってこのプレシーズンはとても厳しいものだったけれど、彼らは改善し続けているし、潜んでいるパフォーマンスをフルに発揮できるよう、今後より一層努力していくだろう」
「全体的に見て、チームに関しても自分に関しても満足している。オーストラリアでレースシーズンのスタートを迎えることに、かつてないほど興奮している」