ケータハムF1チームは17日、チームの再編を行ったことを発表、人員を大幅に削減したことを認めた。

 今月2日、トニー・フェルナンデスがケータハムF1チームをスイスと中東の投資家コンソーシアムに売却したことが発表された。そのコンソーシアムの詳細は明らかになっていないが、BBCは、資金は主に中東から出ており、組織をコントロールしているのはスイスの人々だと報じている。

 チーム代表には元F1ドライバーのクリスチャン・アルバースが就任、ジョーダン、ミッドランド、スパイカー、フォース・インディア、またHRTを率いた経験を持つコリン・コレスがアドバイザーを務めることは分かっていたが、ケータハムは17日、組織変更についての発表を行い、上級職のメンバーを明らかにした。

 ケータハムの発表によると、アルバースがチームプリンシパル、マンフレディ・ラベットがゼネラルマネージャーとチーム副代表を務め、サイモン・シンキンズがCOOとして加入、ミオドラッグ・コタールがチームマネージャー、マイケル・ウィルマーが新法務担当部長、ジャンルカ・ピサネッロがヘッド・オブ・トラックサイドエンジニアリングに昇格したという。また、ヘッド・オブ・パフォーマンス・エンジニアリングを務めていたジョン・アイリーがテクニカルディレクターとして2014年型車改善および2015年の新車プロジェクトの作業を率いる。

 ケータハムは「多数の従業員がチームを去ったが、ケータハムF1チームの新オーナーにとっての優先事項はチームの将来であり、そのために必要な手段だった」と述べている。

 ケータハムは効率化向上のため40人以上のスタッフを削減、チームマネージャーのグラハム・ワトソン、ヘッド・オブ・トラックオペレーションズのゲイリー・ヒューズ、副テクニカルディレクターのジョディ・エギントンもその中に含まれている。

 BBCによると、売却前のケータハムのスタッフ数は350人で、チームを去ることになったのは高額サラリーを受け取っていた各部門の責任者らが中心だという。新オーナーは今後もさらなるコスト削減策を実施していく予定だとBBCは伝えている。

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