ケータハムF1チームは5日、2013年シーズンを戦うニューマシン「CT03」を正式に発表した。
昨年は、ルノーエンジンとレッドブル製ギヤボックスのパッケージを活かしきれず、最終戦までコンストラクターズ10位を争うという苦いシーズンを過ごしたケータハム。今季も、これまでチームの開発を主導してきたヘイキ・コバライネンと決別、新たにシャルル・ピック&ギド・バン・デル・ガルデという経験に乏しいラインナップを起用せざるをえないなど、新シーズンへの展望は決して明るいものではない。
だが、ピックとバン・デル・ガルデによって持ち込まれる豊富な資金は、シーズン中の開発に大きなプラスとなってパフォーマンスを押し上げることが期待される。5日、スペインのヘレス・サーキットで開かれた新車発表では、そうした期待も込められたチームのブランニューマシン『CT03』が初公開された。
マシンは昨年までの深いブリティッシュグリーンからよりメタリックな明るいグリーンに変わった印象だが、ノーズの段差処理は継承され、フロントのプッシュロッド式サスペンション、リヤのエキゾーストもコアンダコンセプトが引き続き採用されている。
ケータハムは、この日スタートした今季初の合同テストでバン・デル・ガルデがさっそく『CT03』を走らせている。