2010年F1で4チームにエンジンを供給しているコスワースが、来季は提携チームを増やすことを検討している。来季デビューする13番目のチームがターゲットとなるだろうことも認めている。
コスワースは、新規チームのロータス、ヴァージン、HRTおよびウイリアムズにエンジンを供給している。コスワースのF1ビジネス部門のボスであるマーク・ギャラガーは、コスワースのパフォーマンスは向上しており、エンジンの最適化ができれば新規チームの競争力は上がるはずだと語った。さらにコスワースは2011年には5チーム目への供給を行うことも考えているという。
「ウイリアムズと契約したのは、(ルーベンス・)バリチェロのようなドライバーがいれば、エンジンパフォーマンスの最適化をするためには何をする必要があるのか、教えてもらえるだろうと思ったからだ」とギャラガーはロイターに対してコメントしている。
「また、(ロータスのテクニカルヘッドのマイク・)ガスコインや(ウイリアムズの共同オーナーである)パトリック・ヘッドと共同で作業を行えば、『ここが目標点だ』と教えてもらえる。我々はそういった目標を楽にクリアし、超えることができた」
ウイリアムズとロータスはルノーエンジンへのスイッチを考えているとのウワサもあるが、ギャラガーは、ルノーは2011年に新規参戦する13番目のチームとエンジン契約を結びたがっており、コスワースも同様であると示唆している。
「(ルノーにとっての)解決策は、F1に参戦してくる13番目のチームであることは明らかだ」とギャラガー。
「13番目のチームへのエンジン供給は、おそらくコスワースとルノーとの戦いになるだろうと感じている。来季に向けて一歩前進しても問題ないはずだ」