コスワースは、前戦トルコGPでルーカス・ディ・グラッシのマシンに起きたエンジントラブルが再発しないよう対策に万全を期している。
ディ・グラッシは燃料タンク容量の問題が解決して以降もチーム事情からモナコまでは旧スペックのマシンで参戦、トルコを前にようやく新しいシャシーを与えられた。しかし期待したトルコでは週末に2度もエンジントラブルが発生し、レースこそ完走を果たしたもののピットスタートを余儀なくされている。
コスワースのゼネラルマネージャーを務めるマーク・ギャラハーはこの件について、トラブルにはがっかりしたと語りつつも、コスワースは再発防止のために万全を期すとコメントしている。
「満足するには遠く及ばなかった」とギャラハー。「ルーカス・ディ・グラッシのエンジンはパワーロスの問題から土曜の予選終了後に交換する必要に迫られた。また、それ以降に積んだエンジンもレースの1時間前になってオイルシステムに予期せぬトラブルが起きてしまったんだ」
「ただコスワースのサポートクルーたちはチームのメカニックと共に効率よく整然と作業を行った。彼らはルーカスがレースに参加できるよう、時間内にマシンを組み直すという素晴らしい仕事をしたんだ」
「トラブルそのものはかなり例外的なものだったが、今後問題が再び起きないことを確実にするためにも細かい分析を行い、基本に立ち戻りながら原因の特定にあたるつもりだ」
