ケイ・コッツォリーノと道見ショーン真也のふたりが、今シーズンのランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ・ヨーロッパ・シリーズにヴィンチェンツォ・ソスピリ・レーシング(VSR)から参戦することになった。
ランボルギーニ・スーパートロフェオは、世界中で開催されているランボルギーニのワンメイクレース。今シーズンからは、昨年までのガイヤルドLP570-4に代わって、ウラカンLP620-2のスーパートロフェオ仕様で争われることになっており、今年もヨーロッパ、アジア、北米でそれぞれシリーズが開催される。
そんなスーパートロフェオ・ヨーロッパに、2010年にフォーミュラ・ニッポンに参戦した経験をもつコッツォリーノと、昨年はAUTO GPの最終戦エストリルにスポット参戦し、レース2で優勝した道見がタッグを組んでVSRから参戦することになった。
今シーズンがシリーズへの参戦初年度となるVSRは、今年から日本でスタートするFIA-F4にも『VSRランボルギーニ・スクアドラ・コルセ・フォーミュラ・ジュニアチーム』としてエントリーしている。将来的には、FIA-F4で結果を残したドライバーを、このスーパートロフェオ・ヨーロッパでも起用する予定だ。
また、コッツォリーノと道見を含めたチームのドライバーを、最終的にはランボルギーニのレース部門であるスクアドラ・コルセのワークスドライバーして送り出す計画だという。
「イタリア人の血が流れている僕にとって、ランボルギーニでヴィンチェンツォ・ソスピリ・レーシングから戦うチャンスを頂けてとても誇りに感じています」と参戦にあたってコメントしたコッツォリーノ。
「以前の僕はF1を目指していましたが、今後はプロのスポーツカードライバーを目指します。ランボルギーニのワークスドライバーに昇格できる可能性もあり、そこにモチベーションを感じています」と語り、「今季は大きなステップを皆さんに披露できると思っています」と意気込みを見せている。
また道見も、「僕は2014年シーズン、ヴィンチェンツォとヨーロッパのAUTO GPを戦い、最終戦では優勝を経験しました。その成功は来たる15年シーズンも続くと信じています。チームメイトは豊富なレース経験を持つケイなので、僕らは強くなれると確信しています」と、力強く今シーズンを展望している。
今シーズンのスーパートロフェオ・ヨーロッパは、4月10日〜12日にモンツァで開幕。11月までに全6戦が行われたのち、セブリングでワールドファイナルが開催される。