ピレリの有力なテストドライバー候補に、ヘイキ・コバライネンの名前が浮上している。
F1のオフィシャルタイヤサプライヤーを務めるピレリは、現時点においても今季のテストドライバーを正式にアナウンスしていない。
これについて、同社のモータースポーツディレクターを務めるポール・ヘンベリーは、今シーズン末で切れるF1との契約延長が優先されると以前から公言している。
「この問題は、まだ解決していない」とヘンベリーがフィンランドのTurun Sanomatに語ったと、Motorsport.comが伝えている。
「すべてが解決されれば、我々のテストドライバーについて状況を検討するだろう」
彼は、昨年テストドライバーを務めたハイミ・アルグエルスアリとルーカス・ディ・グラッシが有力な候補だとしながら、コバライネンについても言及した。
「ヘイキは優れた候補者だ。彼は非常に経験豊富なドライバーだよ」
「私は、彼が我々の最も有力な候補のひとりであると思っている」
一方で、フィンランドの伝説的なラリードライバー、ユハ・カンクネンは、コバライネンにラリー参戦の機会を与えるべきと主張している。
「ヘイキにとってそれは完全に理にかなった代替案だと思う。DTMやル・マンも同様だ」
「私はクーサモの凍った湖でラリーカーのヘイキを目にした。彼は真に才能ある素晴らしいドライバーだ」