マクラーレンは、ヘイキ・コバライネンに代えて来シーズンは他のドライバーと契約するのではないかと見られている中、コバライネン本人は2010年の自身の動向についてコメントをすることを控えている。

 今季これまでコバライネンは14ポイントを獲得。これはチームメイトのルイス・ハミルトンに対しておよそ50%ほど少ない得点で、マクラーレン残留のためには、コバライネンはもっと好成績を残さないといけないのではないかと言われている。
 そして、ウイリアムズのニコ・ロズベルグが、ハミルトンのチームメイトになるというウワサが流れ、さらに最近は、フェルナンド・アロンソがルノーから戻ってくるなどというウワサも出始めている。

 ベルギーGP開始前に、他のチームとの交渉をしたか質問されたコバライネンは、そのことについては固く口を閉ざしたままだった。
「契約に関することは話すつもりはない。一番大事なのは、レースでパフォーマンスを発揮することで、そのために自分はここに来ている」

「先週(のヨーロッパGPで)はアップデートされたマシンを得て非常にうまくいった週末だった。フロントロウで、もうすぐポールポジションというところまで来た。レースでも最後のスティントのトラブルがなかったら、もっと良い成績を収めることができただろうから、今週末も期待している」とコバライネン。

 レースでのペースについてチームから遅いと忠告されていることもないという。
「チームからレースペースについて言われたことは一度もない。僕自身が、チームのいろんな人と、もっとうまくできると話をしていて、実際に、先週のバレンシアでは非常にいい走りをすることができた。
 おそらく、ドライビングスタイルによるものだと思うが、ある週末は軟らかいタイヤを使い、別の週末は固い方のタイヤを使わないといけない。これらのタイヤをどうマネージメントするかが重要だ。(夏休みが明けて)仕事に戻ってからはこのことについて一生懸命取り組んできたんだ」

「これまでの2レースと比べて、このサーキットではマシン特性的にあまり期待できないのだけど、同じような展開ができたら最高だと思う。シルバーストンの後、高速のパフォーマンスも改善されたから、この先どうなるか期待して見ていきたい」

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