マクラーレン・メルセデスのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュは、ヘイキ・コバライネンが来季のシートを確保するためには高いパフォーマンスを見せる必要があるとほのめかした。

 コバライネンにとって今季はマクラーレンでの最後のシーズンになるのではとの推測が生じている。今季のマクラーレンのマシンMP4-24は失敗作で、チームは不振に苦しんだものの、次第に復調、チームメイトでディフェンディングチャンピオンのルイス・ハミルトンはハンガリーで1勝を挙げた。一方、マクラーレンでの2年目のシーズンを送るコバライネンの獲得ポイント数は、ハンガリー終了時で9ポイント、表彰台もまだ獲得していない。ウィットマーシュは、コバライネンはいいところを見せなければ残留は厳しいかもしれないと示唆している。

「ヘイキはチームプレイヤーとしてこのチームで素晴らしい仕事をしている」とウィットマーシュは、ヨーロッパGPを前に英クラッシュネット・ラジオに対してコメントした。
「彼自身の評価については、今年は、彼自身が望み、我々も彼に期待したようなレースをしていない。この問題については彼に率直に話している。ヘイキは頑張っており、チームの全員が今年彼がいい結果を出すのを見たいと思っている。それができれば、彼が我々の元に残ることが確実になるだろう。もちろん我々としてはそうなることを願っている」
「バレンシアでの彼の目標は勝つことだ。今週末、彼にはレースを制する力があると考えている。彼は予選を得意としてきて、予選で何度かいいタイムを出している。だから、予選をうまくやり、今回のレースで勝つ力はある。この目標に彼は集中し、その後、日曜の夜にはスパに気持ちを切り替える。我々が彼に望んでいるのは、いろいろなウワサではなく、こういったことに気持ちを集中させることだ」

 ウィットマーシュは、シーズンのこの時期にシートの話題がいろいろ出てくるのはいつものことだとしながら、チームは今のところ、他のドライバーとは本格的な交渉をしていないと明言した。ウワサでは、ウイリアムズのニコ・ロズベルグ、フォース・インディアのエイドリアン・スーティル、BMWザウバーのニック・ハイドフェルドが、コバライネンの後任候補として挙げられている。
「我々が来年のドライバーラインナップをまだ確定していないのは事実だ」とウィットマーシュ。
「だが、推測に反して、我々は今のところ、他のどのドライバーとも積極的な話し合いを持っていない。マーケティングの面では、より都合のいい国籍というものがあるのは確かだ。しかしマクラーレンは、毎シーズン我々にとってベストのふたりのドライバーを我々のマシンに乗せるというポリシーと戦略を継続しており、今後も継続していくだろう」

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