今季、長年親しんだセアト・レオンからBMW320TCにスイッチ、イタリアのロアール・モータースポーツに移籍するトム・コロネルが、2月17日からイタリアのバレルンガで2日間のテストを行った。
日本でも豊富な実績を持つコロネルは、今回が1.6リッターターボ搭載のBMW320TCの初ドライブ。しかし、テストは順調に終わり、コロネルはBMW320TCにポジティブな印象を抱いたようだ。
「すべてがフィットしたよ。新しい1.6リッターターボエンジンは素晴らしいスロットルレスポンスだったし、実にパワフルだったよ」とコロネル。
「チームはプロフェッショナルだったし、ドライバーとしてともに働くに値するチームだ。今回は55周を走りたくさんのデータを得ることができたし、新しいマシンに慣れることもできた。ターボエンジンといっても(セアト・レオンとは)性格も違うし、後輪駆動だからドライビングスタイルも変える必要があった」
往年の名ツーリングカードライバーで、ロアール・モータースポーツを率いるロベルト・ラバーリアは「今回のテストは新しいマシン、そして新しいドライバーとのテストだった。今回重要だったのは、トムとチームが理解を深めることだったからね」とテストを振り返る。
「トムは我々にとってもベストなチョイスのひとりだった。彼とは1991年か92年に、エンナ・ペルグーサでBMW M3をシェアした時から知っているんだ。彼は大好きだし、プロフェッショナルで速いドライバーだからね」
